スパイファミリーを読んだ話

作品を知ったきっかけ:
最近お見かけする、黒髪赤目長髪ロングドレスのお方がすごい好みのキャラデザしてるなあ…と思っていたのですが、
どうやら「母親属性キャラ」のようだ!?(すき)
と気づき、作品タイトルが分かった時に調べてアプリで無料で読めるジャン!とジャンプ+アプリを入れたんですね。
題材がスパイものでバトルシーンもあるようだ…ということで、グロ怖くないかな…?とちょっと心配もしていましたが、どうやら戦闘シーンは一瞬で過ぎ去るタイプのギャグマンガ(?)だ、と分かった後はすっかりはまってしまいまして。
そこから1週間ほどで読み切ってしまったという。

いやほんとに!なぜ今まで出会ってなかったんだってくらいドンピシャ好みなのですが…!
・舞台は20世紀ファンタジー世界←銃だー!ドレスだー!すき。
しかもガチガチでなくちょっとゆるいのもすき
・家族物(すき)(疑似だけど)
・お仕事物(すき)
・3人とも偽物家族だって自覚しているのに3人とも家族になっていこうとしている(すき)
・テンポがいい(戦闘が1コマだったりエピソードが長くなかったり)
・目的(オペレーション梟)がはっきりしていてちゃんと進んでる(星や雷取ったりターゲットに会えたり)
これいつ終わるのかな…ってマンガあんまり得意じゃないんですよね…
・ギャグがだいたい上品(さすが良家の学校(?」
・ちちがおもしろい(本気でショック受けている顔がすき(?
・ちちが正義感で仕事をしているところがすき
・アーニャがかわいい(最近はちちに似てきていてよけいかわいい
・ヨルさんがすごくかわいい(重要)直感てやはり侮れないなと思いました。
(最近、性格とキャラデザは影響しあっているのは本当よくわかってきました。見た目で入るキャラは大体外れない。)

はは・ヨルさんですが、もうほんと全コマかわいいですね。
黒髪長髪赤目清ロングスカートで清楚系美人設定で正義感が強くてハイスペック戦闘力な天然ボケ母親属性って隙がなさすぎるんですけど。すき。
しかも料理がへた(かわいい)まではよくある設定かなと思ったのですが
どう下手かっていうのが殺人的まずさというあたりがもう最高だなと。
はは、ころしのてんさい…!!ってかんじ(?)
一般人装ってる(対象を殺してはいけない)ときはだいたい足で攻撃しているところも、もしかして「手」だとだいたい殺してしまうのでいわゆる手加減(足だけど)なのか…!?と思うと本当よく練られているなと思います。
単行本のヨルさんコレクション全部かわいいーーーーーー
立ち姿のデフォルメ具合が全部うつくしいーーーーーーー

そうそう絵柄も結構好みだったんですよね!これは完全に想定外でした。
まあジャンプ系列の漫画なので読みやすいコマ割りなのはそうなんですが
個人的にトーンよりも線の書き込みが多い漫画のほうがすきになりやすいので!
人物のデフォルメ感や、カラーイラストの色選びもとても好みです。
ほんとうなんでいままで気づいてなかったんだってくらい。

読み終わった後でアニメも追いかけ始めました。まだ2話。
アニメはアニメで、ちょっと超能力の表現が大変そうだなーとは思いましたが
ちちははのアクションのスタイリッシュさとアーニャのかわいさが2割増しでよいです!
あとオープニングね!!これほんとうすごいです。
映像も世界観に合ってる&めちゃめちゃこのみなスタイリッシュさですが
歌詞が…歌詞がすごすぎないですか…楽曲提供者は原作ファンの方なんでしょうか…??
「テーブルを囲み手を合わす~」(1話扉絵!?)とか「星の一つも見つからない雷に満ちた日」(ここ本当天才的すぎてすごい)とか原作のシーン・単語を入れているのがすごすぎる。
なによりもアーニャの好きなピーナツで家族3人の関係を見事に言い表しているのがほんとう……ほんとうすごすぎる……

アニメオープニングソングで語られているような「仮初まみれの日常」が、
主役3人だけでなく出てくる登場人物・世界のすべてに横たわっているのが
なによりもすごいなあ……と思うんですよね。
おかげさまで、主役が出てこない話もちゃんと面白いのがすごい。
偽装家族はじめ裏家業のひとたちが日常を装っているのはもちろん
ユーリが姉さんに自分の職業を隠していたりとか
夜帷さんが黄昏への好意を隠していたりとか
ダミアンくんが自分を大きく見えるように取り繕っていたりとか
自分が好きな若手女優のブロマイドを奥さんに隠す通すことで夫婦間戦争を回避した偉い人の話を読んだ時にはうわー!!となりました。確かにそういうのもあるなあと。
そんな世界の中で、ベッキーの裏表のなさがアーニャを救っているんだなとか
何を考えているかわからないデズモンドさんがラスボス(?)というのが…とてもわくわくっ、です。じつは戦争なんか望んでないとか?

なんか、「人にはだれしも、家族にも言えない秘密がある」という設定は、SNS全盛の時代には誰もに理解がしやすくて、とても合っている気がします。
そんな世界で主人公である黄昏(の所属している諜報部隊)のスタンスが「すべてを疑って、情報を集めて、自分で考えろ」っていうのも教訓的ですてきです。だいじ。
あとわたしが、秘密を抱えたミステリアスなキャラが秘密を語ってくれる瞬間が好き(笑)

続きが楽しみです。
どこかでちちにアーニャの能力バレてほしいな(そして組織に所属して共闘する)…とか、
ヨルさんに黄昏の暗殺依頼が来ちゃったらどうしよう(わくわくっ)…とか、
そんなことを考えています。←